就業規則が企業様の実情に合っていることは、その企業様にとって二つの意味を持ちます。
▷企業価値の向上
▷トラブルの防止
▷企業価値の向上
〇会社が恣意的に従業員を処遇したり、従業員ごとに待遇が異なっていたりすれば、士気の低下はもと
より、職場の秩序の乱れを招き、企業を成長させることは望めません。
また、労働条件が曖昧な状態では、従業員は安心して働くことができません。
〇就業規則を整備することで、会社の労務管理が円滑に行われ、業務の効率化が実現され、従業員は能力
を発揮することができます。結果的には会社の収益力アップにもつながってきます。
単に「法令違反にならないために」作成するものではなく、企業の秩序と成長のために必要なものです。
企業の実情に則した就業規則は、次の効果を実現します。
・会社のルール・仕組みの効率的な浸透
・労働条件の整備による人材の確保・定着への貢献
・柔軟な労働時間制の導入、労働時間の短縮と人件費削減への貢献
・処遇基準の明確化
・法令等に則した労務管理体制の構築
▷トラブルの防止
〇残念ながら、労使トラブルは増加の一途を辿っています。
労働基準監督署に駆け込まれた、退職した従業員から根拠のない時間外労働賃金を請求されたなど、
予想もしていない事態に突然見舞われることがあります。また、最近はトラブルの内容も増え複雑化
しています。
〇最近の特徴の1つに、トラブルを起こす従業員も決して無知ではなく、インターネットなどである程度の
知識を得て自分の権利を主張してくる、ということがあります。そんなときに会社を守ってくれるのが、
以下の特徴を持った就業規則です。
・会社の実情や従業員の雇用形態に合った内容になっている
・最新の法令等に対応している
・様々な労務トラブルをも想定した、会社のリスクを未然に防ぐ内容になっている。
・誰が読んでも解るように平易に書かれた「会社のルールブック」という認識で作成されている。
・就業規則に経営者様の思いが反映されている
このような就業規則がある企業は、「トラブルが起きない、万一起きても強い会社」になります。
企業様の実情に則した就業規則を
〇ウェブ上のひな形などをそのまま使用して、就業規則を作成することも可能ですが、会社の実態に
合っていないと意味を持たないものとなってしまいます。また会社を守るという側面が欠けていた
場合、万が一争いになったときは、会社が不利な立場に立たされます。
〇やはり、会社の実状をきちんと反映し、従業員とのトラブルを未然に防ぐ、リスクに対応した就業
規則が必要となってくるのです。
⇒ 就業規則の構成
⇒ 就業規則の重要性